JAISTに入学して、早一ヶ月が過ぎました。
入学式の前々日まではどこにでもいるような社会人でしたが、アカデミックな場はやはりそれなりの文化がありますね。
私は幸運なことに自宅からJAISTまで車で30分かかりません。いわば普段の生活圏内に学校があるわけなのですが、ここにこんな施設があったなんて、なんでいままで気にも留めなかったんだ!と驚かされることが多いです。
まずは設備が素晴らしいです。複数台のスパコンを24時間利用できます。図書館も24時間で、貸出冊数に制限がありません。
教授陣もこれまた拝みたくなるような先生ばかりで、石川の緑豊かな丘の上によくぞ来ていただいたものだと思わずにいられません。大規模シミュレータ、ネットワーク、スマートホーム、ソフトウェア検証などの高度な専門知識をご教授いただけることは幸せの極みです。
学生はというと、自分が10月入学でもあるからか、外国の方が多いです。中国、ベトナム、インドなど、皆さん必死に勉強しています。母国では相当優秀な方たちなのでしょう。ちょっと自分が恥ずかしくなります。
最後に、これまでで最も印象に残った授業をあげます。「人間力イノベーション論」という講義です。過去の先輩方からの評判はあまりよろしくない講義ですが、ある先生の言葉が強烈に心に残っています。それは、日本人と中国人あわせて6人くらいのチームで共通点・相違点を見つけるグループワークをしていた時のことでした。
「相違点を見つけるのは簡単だ。でも共通点を見つけるのは難しい。我々はどうしても簡単な方に流れてしまって、あの人はああだ、こうだとなってしまう。ではなくて、共通点を見つける努力をしてほしい。そこからコミュニケーションも生まれる。」
なるほどな、と思うと同時に、この学校に入ってよかったなと思った瞬間でした。
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