2020年の8月になって、ようやくわが家にも光が導入されました。
この家に住み始めて15年。これまでにも光を入れようと何度か試みてきました。しかし、いくつか問題があって、その都度断念してきました。
まず最初に、引き込みの問題。自宅の外壁はタイル張りで、電話線も電源線もいったん敷地内の柱で中継して、地下の配管を通って引き込まれています。以前相談した再に言われていたのは、「配管を通せない可能性があるので、場合によっては外壁に穴をあけることも考えておいてください。」でした。さすがに外壁に傷をつけてまでするのはどうかと思い、その時は断念しました。
二つ目が、わが家ではドアホンやホームテレホンが備え付けられているのだが、光にするとそれらが使えなくなる、というものです。これも困ります。
これらの理由で光の導入を半ばあきらめて、ADSLやモバイルルータでしのいできましたが、昨今リモートワークの比重が増えるにしたがい、覚悟を決めました。従来の電話線を残し、ネット専用で光を入れようと。外壁も場合によってはやむを得ない、と。
それで導入したわけですが、思った以上の難工事でした。心配していた電柱からの引き込みは難なく終了。宅内のとりまわしが大変でした。5,6mほどの距離ですが、配管も点検口もなく、作業員の方の勘と経験と手探りで、なんとか宅内の所定の場所まで引き込むことができました。途中1か所だけ壁に穴をあけざるを得ませんでしたが、それでも2名の作業員の連携と手際は見事でした。終わってみれば、外壁もそのまま、ドアホンもこれまで通りと、満足のいく結果となりました。
作業員の方は「次の現場があるので」と汗も拭かず立ち去って行かれましたが、プロとしての仕事を見ることができました。かっこよかったですね。
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