先日、ある小学校の職員室でパソコンに向かっていた時のこと、
「〇年▽組の◎◎です。××先生に用事があって来ました。」
その時私は出入り口に背を向けた席で黙々と作業していたのですが、何となく自分の名前が呼ばれたような気がしました。
でも・・・私は”先生”ではないし、ましてや自分に用事のある子なんてまずいないだろうと、引き続きキータイプを続けていました。すると、先ほどの子が手紙をもって私のとこまでやってきたのです。
「お手紙書きました。どうぞ。」
「あ、ありがとう。」
手紙を渡し終えると、その子はそそくさと立ち去ってしまいました。私は突然ラブレターを渡された中学生のように、何が起きたかわからずその場に立ち尽くしていました。
どうやら、”お世話になった人に感謝の手紙を書こう”という授業があって、そこでの実践として誰かに対して手紙を書いていたのでした。なのに私に書いてくれたのは一人だけ・・・は置いておいて、一人とはいえ、私のために心を込めて書いてくれたことがうれしかったですね、とっても。
子どもたちからの素直なフィードバックは、かけがえのないものです。家に帰って、大事なもの入れに保管しておきました。
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