先日、量子アニーリングのセミナーに参加しました。
未来の技術として量子コンピュータの話題を聞くことはあっても、その内容についてはわかったようなわからないようなモヤモヤした印象をいつも持っていましたが、そのモヤモヤを吹き飛ばしてくれた時間となりました。
東北大学の先生がお話をしてくださったのですが、0,1で状態を表す従来のコンピュータはそろばんの珠が上下するものとしたら、量子コンピュータを構成する量子ビットはルービックキューブのようなもので、方向と回転で状態を表すことができます、とたとえていました。ルービックキューブのようなものだから、こういった分野は得意で実用化されているものもありますが、一方ではこんな課題もありますとわかりやすくお話をしてくださいました。
私自身も仕事柄、セミナーや研修を開催させていただくことも多いのですが、難しいテーマをわかりやすくかみ砕いてレクチャーすることは相当のスキルと経験が必要なることを実感しています。それだけに、量子アニーリングの研究内容もさることながら、わかりやすくて興味を持たせる伝え方の面で非常に参考になりました。
量子コンピューターについてようやく学んでみようという気になって、さっそく本を入手しました。
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